サイコロジカルライン(専門的テクニカル指標)
サイコロジカルラインとは
サイコロジカルとは、『心理的な』という意味です。株価の上昇回数と下落回数の比率から、「一方向への連続的な値動きには限度がある」との投資家心理を反映させて、売られ過ぎ・買われ過ぎを判断する指標のことです。投資家心理における強気一色を天井、弱気一色を底値と判断するもので、投資家心理の偏りを数値化します。
算出式は
サイコロジカルライン(%)=前日比プラスの日数÷日数
(通常は12日が利用される)
仮に上昇と下降が二分の一ずつ出現するとすると、12日間連続で上昇する確率は1/(2の12乗)で1/4096となる。確率的に考えれば、このようなことが起きることはほとんどありえないということになります。このような考え方から75%(9勝3敗)以上は売り、25%(3勝9敗)以上は買いとされます。
指標として使える?
これだけでもある程度は有効なのではないかと思います。例えば逆張りの戦略で紹介している「3日続落」は、まさにこの指標を用いたものであり、ある程度優秀な成績を出しています。
他の指標との組み合わせも非常に有効で、例えば長期上昇トレンド中で連続して下降していればその後上昇する可能性も高くなるのではないかと思います。他のいろいろな指標と組み合わせて利用することで有効な戦略を開発することができるかもしれません。