一目均衡表の三役好転
前ページの一目均衡表の雲抜けは厚い雲を抜けたら買いというものでした。今回の一目均衡表の三役好転は
・転換線>基準線
・遅行線>終値
・終値>雲
の3つが揃えば買い。というものです。
検証ルール
買いルール | ・転換線 (9日) が 基準線 (26日) より上
・遅行スパン (26日) が 過去の終値 より上 ・終値 が 雲 (スパン1=9,26; スパン2=52; 先行=26) の 上 |
売りルール | – |
決済ルール | ・仕掛けから 暦日数 で 30日 が経過 (期限切れ) |
銘柄 | 全市場銘柄 |
検証期間 | 1990年1月~2007年12月 |
検証結果
トレード数
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勝率
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平均損益※
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平均期間
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91592回
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47.64%
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17,131円
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30.97日
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※1トレード100万円として計算(検証には〝パイロン〟を使用)
コメント
先ほどの一目均衡表の雲抜けは平均期間が長く、あまり実用的ではありませんでしたが、今回は平均期間が約30日と実用的であるかと思います。
これだけ見てもどの程度有効なのか分かりにくいかと思いますが、例えば平均期間が同程度のゴールデンクロス(短期と)比較をしてみます。
■ゴールデンクロス(短期)
トレード数
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勝率
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平均損益※
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平均期間
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55880回
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36.74%
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12,321円
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34.40日
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いかがでしょうか?トレード回数、勝率、平均損益、平均期間どれをとってもゴールデンクロス(短期)よりは成績が向上していることがわかります。
色んな戦術を検証してみて、成績の比較をしてみることも大切なことです。