一目均衡表の雲抜け
一目均衡表とは、一目山人氏が考案した、日本を代表するチャート分析手法。
非常に複雑な指標のひとつであり、時間論、波動論、値幅観測論などを総合的に判断した指標となっています。
基本的な考え方は〝時間を重視し相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動く〟となっています。
つまり、厚い雲を抜けた株価はその後も上昇する可能性が高いということになります。
検証ルール
買いルール | ・終値 が 雲 (スパン1=9,26; スパン2=52; 先行=26) の 上に突き抜け
・雲の厚さ (スパン1=9,26; スパン2=52; 先行=26) が 5% より上 |
売りルール | ・終値 が 雲 (スパン1=9,26; スパン2=52; 先行=26) の 下に突き抜け
・雲の厚さ (スパン1=9,26; スパン2=52; 先行=26) が 5% より上 |
決済ルール | – |
銘柄 | 全市場銘柄 |
検証期間 | 1990年1月~2007年12月 |
検証結果
トレード数
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勝率
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平均損益※
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平均期間
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4465回
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33.10%
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93,564円
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577.79日
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※1トレード100万円として計算(検証には〝パイロン〟を使用)
コメント
なかなか良い結果が得られました。が、ほぼ同様の考え方である120日ブレイクアウトと比べると、パフォーマンスが落ちていることが分かります。平均期間が非常に長いことも欠点の一つです。どうやらルールは複雑であれば良いというわけではないことが分かります。
もしかしたらシンプルなルールにこそ、成功への道があるのかも!?